2000年、ヴァルケス カナジャンは、バックス ＆ ストラウスのCEO に就任。この年、ダイヤモンド業界を取り巻く環境の変化に合わせ、自社ブランドの開発に乗り出しました。
「当初は、ジュエリーを手掛けることを検討しましたが、そのとき、時計をこよなく愛したエチオピア皇帝のことが想い出され、当時、皇帝の時計師であった父への想いもあり、私を時計の世界へと強く駆り立てたのです。ダイヤモンドの供給先であったフランク ミュラー ウォッチランドとも強い信頼関係を築いていました。また、機械式時計への注目度が再燃していた時期でもあり、私たちの宝石に関する経験とフランク ミュラー ウォッチランドの時計製造技術を融合したら、これまでにないものができるのではないかと考えたのです。世界最古のダイヤモンドメゾンとスイスの革新的ウォッチメゾンの奇跡的な結びつきが、私の人生のなかでひとつとなった瞬間でした」

世界に鮮烈なインパクトを与え続ける、バックス ＆ ストラウスのダイヤモンドウォッチ。その独創的なデザインと圧倒的な輝きにより、時計界ばかりか、ダイヤモンド界の常識を次々と覆してきました。立役者でもあるヴァルケス カナジャンが求めるのは、“真のラグジュアリー”にほかなりません。
レヴォン カナジャンは、ヴァルケス カナジャンの息子ですが、いまやバックス ＆ ストラウスにとっても、父にとっても大切なパートナーとして成長。レヴォン カナジャンは、ダイヤモンドウォッチのために斬新なアイディアを出すことにも熱心ですが、同時に、積極的にマーケット活動をし、世界中の愛好家たちとの接点を求めています。なかでも、日本の愛好家たちとは、日本のビジネスパートナーを通じ、家族の一員のような交流を続け、ダイヤモンドウォッチへの理解を深めています。今後は、若い世代にも、稀少でスペシャルな天然ダイヤモンドのこと、そして、天然ダイヤモンドによって輝きを増すダイヤモンドウォッチの魅力を伝えていきたいと願っています。